【ミュージカル】歌って踊れる役者たち⑦:舞台からアニメーション映画へ
以前、ミュージカルの前身としてオペラ歌劇というジャンルを紹介しました。
その時の共通点としては、歌を主軸とした舞台であるということですたが、歌を主軸した映画といえば誰もが知っている作品シリーズがあります。
ウォルト・ディズニーとアニメーション映画の誕生
元々18歳からコミックイラストレーターとして活動していたウォルト・ディズニー、ミッキーマウスのキャラクターを始めとした数々のアニメーション作品が有名ですね。
世界初のミュージカル映画と言われる「ジャズ・シンガー」に続いて、世界初のアフレコアニメーション作品となったのがまさに、ミッキーマウスを主人公に描いた1928年公開の「蒸気船ウィリー(Steamboat Willie)」でした。
蒸気船ウィリー(Steamboat Willie)
ウォルト・ディズニーはそれ以降も新しい技術を積極的に採用して、アニメーション界の常識を次々と塗り替えていきます。
そして1937年にアニメーション史上初のカラー映画として公開されたのが、童話「白雪姫」を原作とした「白雪姫と七人のこびと(Snowhite and the Seven Dwarves)」でした。
Someday my Prince Will Come
この曲は、ジャズ・スタンダードとしても何度とカバーされています。
Someday My Prince Will Come - Bill Evans Trio
アニメーションから舞台へ
こうやって、演劇から映画、そしてアニメーションへと歌の舞台を変えてきたミュージカルですが、逆にアニメーションから舞台へリメイクされた作品も少なくありません。
次回はそういった逆輸入の名作を紹介したいと思います。