【ゲーム音楽】ビット音楽の発展④:ゲーム音楽の最終形態
前回は、ゲーム界にポリゴングラフィックが登場した話をしました。
テクノロジーの進化によって、数々のソフトウェア制作会社が更に活躍を見せます。
コンソールの時代からソフトメーカーの時代へ
既にスーパーファミコンの時代からも、ソフトウェア制作会社による作品が人気を得ます。
スーパードンキーコングのレア社、ファイナルファンタジーシリーズのスクウェア社、ドラゴンクエストのエニックス社などが代表的ですね。
(後に合併したのがスクウェア・エニックス社になります)
特にファイナルファンタジーシリーズは7作目以降からプレイステーションで発売され、ポリゴングラフィックを活かした演出は大ヒット。
以前から作曲に携わっていた植松伸夫氏によるBGMも、オーケストラを活かした壮大な編曲に変わっていきます。
特にプレイステーション初作でもあるFF7のヒットを受けて、FF8の制作には映画なみの予算がついての大規模プロジェクトに。
そしてシリーズ初の歌付きエンディングテーマも制作されます。
Faye Wong: Eyes On Me
この曲は、ファイナルファンタジーシリーズのBGM作曲で有名な植松伸夫氏が手掛け、なんと当時ゲーム音楽として初の日本ゴールドディスク大賞を受賞しました。
このあとも、ゲーム機の性能が上がるにつれて、より優れたグラフィックと音質を活かした、ゲームというより映画のような作品が増えていきます。
次回はゲーム作品が原作で、アニメや映画化されていった作品について紹介します。