海外製の邦楽と和楽器の逆輸入
前回は、日本の現代音楽において和楽器や伝統音楽がオマージュされている例について紹介しました。
一方で、海外ミュージシャンが日本の和楽器や伝統音楽を取り入れてるケースも珍しくありません。
日本音楽を愛する海外ミュージシャン
日本ではJPOPアーティストとのコラボなどから、メディアでも見かけるようになったのが、元アメリカのメタルバンドのメガデス(Megadeth)のギタリストだったマーティ・フリードマン(Marty Friedman)ですね。
ハードロックに生まれ変わった「天城越え」もそうですが、演歌のこぶしをギターでここまで表現するのもすごいですね!
メガデスにいた当時も、和風の哀愁漂うギターソロが歴史に残ってますね。
Megadeth: Tornado of Souls
一方で、ロックやメタルだけでなく、ジャズで和楽器を取り入れているバンドもあります。
それがアメリカ出身の尺八奏者、ブルース・ヒューバナー(Bruce Huebner)率いるカンデラ(Candela)です。
山形の民謡、「最上川舟唄」をモチーフにラテン調のジャズアレンジは見事、尺八の音色も見事に馴染んでますね。
日本に生まれたからには、日本の伝統楽器が現代に蘇ってルーツに触れ直すきっかけになればなと思いました。