【440Hz】音楽とアートと時々文化

音楽、アート、文化について気ままに書きます。

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

【ギター】6弦楽器という伝統⑥:ギターシェイプも表現力

前回は、エレキギターがホロウボディからソリッドボディに変化した過程について書きました。 発売当初はフェンダー社によるギターが一躍人気を得ましたが、やはりイノベーションの浸透にはミュージシャンの活躍が一役買ってます。 ジミヘンとストラトキャス…

【ギター】6弦楽器という伝統⑤:ギターの常識はホロウボディ?ソリッドボディ

前回はエレキギターの始まりについて、ジャズ音楽シーンからのルーツを辿ってきました。 今回はエレキギターの後の発展について深堀りしていきたいと思います。 アコギに電気を流したホロウボディ 当時は、アコスティックギターの原型をベースに、電気信号に…

【ギター】6弦楽器という伝統④:ジャズから生まれたエレキギター

過去2回は、クラシックギターに始まりアコスティックギターとの違いについて実際の演奏者の動画を交えて紹介してきました。 一方で、現代のポップスやロックで最も馴染み深いであろうエレキギターはどう違うのでしょうか? 名前の通り電気を使うか使わないか…

【ギター】6弦楽器という伝統③:スチール弦のアコスティックギター

前回はクラシックギターが使われてきた音楽ジャンルについて紹介しました。 ではクラシックギターとアコスティックギター、良く似た2種類のギターはどう違うのか? 今日はアコスティックギターについて触れていきたいと思います。 フォークや弾き語りで活躍…

【ギター】6弦楽器という伝統②:クラシック音楽がルーツのナイロンギター

前回は、ギターという楽器のルーツから1800年代の原型に至るまでについて書きました。 今回はそんなクラシックギターの特徴について紹介していきます。 名の通り伝統音楽から発展したクラシックギター ギター自体、現振動がホロウボディで共振して鳴る楽器で…

【ギター】6弦楽器という伝統①:文化から辿るギターという楽器

前回は、和楽器として三線と三味線の違いについて紹介しました。 同じ弦楽器の中でも、西洋の6弦楽器のギターについてもいくつか種類があります。 ギターは馴染みあるようで意外と違いを説明できない人も多いのでは? 歴史で辿る6弦楽器 元々ギターという楽…

【和楽器特集】三線と三味線の違いは?

最近、和楽器や日本の伝統音楽について書いてきましたが、和楽器の中でも世界的に有名なのが三味線ではないでしょうか。 一方で、三味線に良く似ていて異なる三線、この2つの違いって気になったことありませんか? 今日は2つの違いについて簡単に触れてみた…

海外製の邦楽と和楽器の逆輸入

前回は、日本の現代音楽において和楽器や伝統音楽がオマージュされている例について紹介しました。 一方で、海外ミュージシャンが日本の和楽器や伝統音楽を取り入れてるケースも珍しくありません。 日本音楽を愛する海外ミュージシャン 日本ではJPOPアーティ…

和楽器と日本音楽のリメイク

以前、クラシック音楽が現代に蘇る例をいくつか取り上げました。 クラシック音楽が西洋の伝統音楽だとすれば、日本にももちろん伝統音楽がある訳です。 そして日本には日本特有の和楽器として三味線、琴、琵琶、尺八、和太鼓などがあります。 そういった和楽…

【ネオクラシカル】クラシックの生まれ変わり③:和製ネオクラの台頭

前回は、ネオクラシカルメタルが広まったシーンとしてヨーロッパのバンドをいくつか紹介しました。 ただ、ネオクラシカルが母国以外で最も売れた地域というのがあるのですが、分かりますかね? 実は、日本なんです。 そう、80年代の日本のメタルシーンもネオ…

【ネオクラシカル】クラシックの生まれ変わり②:90年代への発展

前回はクラシックがヘヴィ・メタルと融合したネオクラシカルメタルについて少し触れました。 今日はいくつか後のネオクラシカルシーンのバンドをいくつか紹介したいと思います。 ネオクラシカルの生まれの地=北欧メタル イングヴェイ・マルムスティーンもス…

【ネオクラシカル】クラシックの生まれ変わり①:誕生はスウェーデンの地にて

前回の記事では、クラシック音楽のカノン進行がいかに多くの現代JPOPに使われてるかを取り上げました。 ただ、クラシック曲が現代に蘇ったのは最近の話だけではないのです。 そもそも、クラシック(classical)という言葉自体が傑作、伝統的という意味を持つ…

カノン進行、聴いたことあるカノン?

定食屋さんとかで流れてるオルゴールBGMってJPOPの名曲が流れてたりするのですが、あのオルゴールの音(時にはピアノ、木琴だったり)って何か耳心地いいですよね。 あとは、JPOPのメロディが聞き覚えのあるメロディというのも安心感が湧くのだと思います。 …

【ミュージカル】歌って踊れる役者たち⑨:アニメーションからのリメイク作品(後編)

前回の記事では、アニメーションからミュージカル舞台に逆輸入された例として、ディズニー作品をいくつか紹介しました。 とはいえ、ディズニーだけではありません。 ここ数年、ミュージカル界に異色の風を巻き起こしてるのが、いわゆる「2.5次元ミュージカル…

【ミュージカル】歌って踊れる役者たち⑧:アニメーションからのリメイク作品(前編)

前回は、元々舞台や実写映画から始まったミュージカル映画がアニメーションでも形になった例としてディズニー映画をフィーチャーしました。 今回はその逆、アニメーションから舞台に逆輸入された作品たちを紹介します。 アニメーションから舞台へ ディズニー…

【ミュージカル】歌って踊れる役者たち⑦:舞台からアニメーション映画へ

以前、ミュージカルの前身としてオペラ歌劇というジャンルを紹介しました。 その時の共通点としては、歌を主軸とした舞台であるということですたが、歌を主軸した映画といえば誰もが知っている作品シリーズがあります。 ウォルト・ディズニーとアニメーショ…

【ミュージカル】歌って踊れる役者たち⑥:オペラ歌手からプロ歌手へ

こうやってブログを書いてると、書く過程で色々勉強になるのでいいですね。 そして前回はミュージカルの前身としてオペラ歌曲をいくつか紹介しました。 大衆音楽と言えばクラシック、オペラだった時代がある訳ですから、アイーダを作曲したジュゼッペ・ヴェ…

【ミュージカル】歌って踊れる役者たち⑤:元祖ミュージカル、オペラという歌劇

「ミュージカル」という言葉を聞いた時に、ミュージカル作品とそれ以外を区別するものって何だと思います? 作中に役者が歌を歌うかどうか?ダンスシーンとか? ミュージカル時代の前の歌劇 前回の記事で「オペラ座の怪人」の話をしましたが、そう、オペラと…

【ミュージカル】歌って踊れる役者たち④:何度でも蘇る名作

ミュージカルから生まれた歌はそのあと何度もカバーされるものが多いですが、ミュージカル作品そのものがリメイクされることも珍しくありません。 リメイクされたミュージカル映画 2000年代のあのミュージカル映画が、実はもっと前に出た映画のリメイクだっ…

【ミュージカル】歌って踊れる役者たち③:餅は餅屋、歌は歌い手

前回の記事は歌に焦点を当てて作品を紹介しました。 とはいえ、役者にとっては演技だけでなく歌って踊るとなるとなかなかの難易度。 現代におけるアイドルや声優のように、マルチな才能が求められていた訳です。 とはいえ舞台と違って編集が効くのが映画。 …

【ミュージカル】歌って踊れる役者たち②:時代をつくった歌声達

前回はサイレント映画からミュージカル映画の時代の話をしましたが、ちなみにミュージカル映画と聞くと何の作品を連想しますか? 題名にそのまま言葉が入っている「ハイスクール・ミュージカル」、リメイク版が再ブームを起こした「レ・ミゼラブル」、「テニ…

【ミュージカル】歌って踊れる役者たち①:映画に声が吹き込まれた時

昨日は梅雨にちなんでミュージカル「雨に唄えば」について書きましたが、友人と話してると、ミュージカル映画とえいば「GLEE」とかのイメージが強いみたいですね。 「GLEE」きっかけで過去の名曲が再び注目を浴びたり、当時リアルタム世代にとっても懐かしい…

梅雨に唄えば~Singin' in the Rainy Season~

今年ももう梅雨入りかな?と思うくらい、最近雨の日が多いですね。 東海から西はすでに梅雨入り、例年よりもかなり早い梅雨入りだそうです。 ところで、梅雨って日本だけなのか、他の国だとどうなのかって気になったことありませんか? 実は太平洋沿いの東ア…

世界のてっぺん

英語で「Top of the world」を日本語にすると、「世界の頂点」ですが、個人的には「世界のてっぺん」の方がしっくりきます。 「てっぺん」て、口語っぽくて砕けてる印象がありますね。 オマージュに近いカバー 前回の記事でカーペンターズの話をしましたが、…

カーペンターズは大工さん?

先日、外国人の友人と話してた時のことなんですが、日本の苗字の話になって。 ちなみに苗字の意味や由来って考えたことありますか? 名前の由来とかは親が意味を込めて決めてたりしますが、苗字は受け継ぐものとなると、元々どうやってついたか気になります…

ヒーリングミュージックと1/fゆらぎとユーミン

私事ですが、最近寝る前についパソコンやスマホを長時間見てることが多く、寝る時になってしばらく寝つけなかったり。 なので、YouTubeとかで良さげなBGMを探して、音楽をかけながら眠りにつくのを試してます。 結局YouTubeで探してる過程でスマホのブルーラ…

【440Hz】コンサートピッチとブログ名の由来

先日の出来事ですが、友達とお昼を食べたついでに、ジャンケンで勝った方が2人分を奢るというゲームをしました。 勝った方が奢るので、奢ることは名誉なのです。 そして見事に、、、!! 負けました。笑 奢ることは名誉と言いながら、悔しそうな友人とホッと…