【ギター】6弦楽器という伝統②:クラシック音楽がルーツのナイロンギター
前回は、ギターという楽器のルーツから1800年代の原型に至るまでについて書きました。
今回はそんなクラシックギターの特徴について紹介していきます。
名の通り伝統音楽から発展したクラシックギター
ギター自体、現振動がホロウボディで共振して鳴る楽器ですが、クラシックギターの特徴としてはナイロン弦を使った柔らかい音色です。
クラシックギターと呼ばれるだけあって、最初はクラシック音楽の名曲がギター用に編曲されて演奏されていました。
実際、バッハの曲などギターで演奏しても様になりますね。
J. S. Bach
一方、現代音楽だとラテン系の音楽ジャンルでも良く使われており、スパニッシュギター、フラメンコギターと呼ばれることも。
今のギターシェイプもスペインで造られていたギターがベースとなったそうです。
1800年代後半で活躍していたフランシスコ・タレガ(Francisco Tárrega)はクラシックギターの父とも呼ばれ、後のスパニッシュギターに影響を与えたことでしょう。
Francisco Tárrega: Capricho árabe
そんなクラシックギターですが、最近のポップスでも良く見かけるアコスティックギターとは何が違うのでしょうか?
次回はアコスティックギターの特徴と音楽ジャンルについて紹介していきます。